ご自身での修理は注意!iPhone6系とiPhone7〜8系では液晶パネルの配線の位置が違います。
本日はお客様自身でiPhoneのバッテリー交換に挑戦したが失敗した例をご紹介致します。
今回の例はご自身で修理して失敗した例の中でとても多い事例となります。
あまりお勧めはしませんが、ご自身で修理をする際にはご参考ください。
iPhoneの修理動画も部品も簡単に手に入る
現在、YouTubeなどで検索すると、修理動画が簡単に見られます。
どの動画も結構簡単そうに見えます。
また、部品も安く簡単に調達もできます。
コロナの影響で自宅にいることも多い今、簡単そうだから動画を見てやってみよう!
と思われる方も多いのかと思います。
成功すればいいですが、失敗してしまうと倍以上の料金がかかってしまうことも、、、
iPhone7のバッテリー劣化
今回のお客様は、iPhone7を使用。
最近、充電の減りが早いなぁと悩んでおられました。
過去にiPhone6系の修理をご自身で行い、成功した経験もあることから、今回もうまくいくだろうと思ったそうです。
外出自粛ということもあり、ご自宅で修理することを後押ししたようです。
ここが大きな落とし穴でした、、
ネットでiPhone7のバッテリーを購入
早速、ネットでバッテリーを購入したそうです。
即日発送してくれるところもありますので、あっという間に部品が到着します!
さぁ、修理開始です!
動画を見ながらiPhone7のバッテリー交換に挑戦!
見たことがある方は知っていると思いますが
iPhoneの修理動画はたくさんあります。
検索すると簡単に見つけることができると思います。
早速、動画を見ながら慎重に修理開始。
順調にバッテリー交換は終了!
※写真はイメージです(これは純正品のバッテリー)
あとは閉じるだけ。
全て閉じて、起動させます。
ん、、、起動しない、、、、
何が起きた!?
原因はiPhone7液晶パネルの配線が切断
落ち着いてよく見てみると
おかしなところが、、、
液晶パネルから出ている配線が切断されていました。
iPhone6系とiPhone7〜8系では液晶パネルの配線の位置が違います。
iPhone6系での修理に成功し、iPhone7以降でも修理に挑戦した際に、
大体の方がここで失敗してしまいます。
私も一番最初は一度失敗しましたw
iPhone6系までとiPhone7以降の配線位置と開け方の違い
言葉で説明するより、実物を見た方がわかりやすいと思います。
iPhone6系までの配線位置と開け方
※これはiPhoneSE
配線はパネル上部のみのため、このように下から上へと開けることができます。
そのため、慎重に開ければ配線を断線することはないかと思います。
iPhone7以降の配線位置と開け方
まずは開け方ですが、最初は6系までと同じで下から上に開けるのですが
この辺りでストップ!!
赤丸の位置に配線があるためこれ以上開けると必ず断線してしまいます。
写真のように少し開けたら、次は横に開けます。
この赤丸のようにiPhone7以降は配線が上部と真ん中より少し下に位置しています。
これは最新機種でも位置はまた変わっていますが、だいたい同じようになっています。
iPhone7と8はほぼ同じ感じになっています。
これらのことから、今回の事例は
下から上に開けた際に、開けすぎてしまったため、配線が断線したのだと思います。
ご自身でiPhone修理される方は気をつけて!
今回のように古い端末での経験から、今使用中の端末を修理される方が大変多いです。
動画もたくさんありますし、よく勉強することで成功確率は上がると思います。
しかしながら、たくさんある動画でも、修理に慣れている方の動画がとても多いです。
やはりiPhoneは精密機器のため、少しでも間違えると取り返しのつかないことになることもありえます。
安く修理しようと思っていたのに、逆に高くなっちゃうこともありますので
できることなら、プロにお任せすることがいいと思います(^^)
当店では、富山市にあるiPhone修理専門店です。
基盤修理にも対応していますので修理失敗はもちろん、持ち込み修理などにも対応しております。
お気軽にご相談ください!